なかやま@東京です。
12日間のおためし移住を終えました。
丹波から東京に戻ったらさぞ暖かく感じるだろうと思っていましたが、なかなか寒い日が続きます。

ここでは滞在のまとめとして、おためし移住・テレワークについての振り返りと、紹介しきれなかった丹波での暮らしや観光について紹介したいと思います。

おためし移住・テレワークについて

先日、富士通さんがテレワーク勤務制度を導入するというニュースが話題となりました。働き方の多様化に合わせて、企業も改革を進めています。

多様な働き方は、多様な暮らしに寄り添うものでもあります。
介護や育児をする人が働きやすくなったり、通勤が困難な人が働けるようになったりすることは、テレワークという場所を選ばない働き方の社会的な意義としてよく説明されることです。
一方で、出発前の記事で書いた「満員電車に乗りたくない」というようなぐうたらな考えにも、場所を選ばない働き方は寄り添ってくれます。
前者は「暮らし方に限定されず、働くことができる」ことですが、後者は「働き方に縛られず、暮らすことができる」ようになることの例だといえるかもしれません。
テレワークというと「働き方の変化」として語られることが多い気がしますが、「暮らし方を選ぶ」ことでもあるのだと今回の滞在を通じて感じました。

そう感じさせたのは、丹波で出会った人々の暮らし方・働き方でした。

ご近所さんでは移住者の方々が、地域社会にと密着した活動をされていました。
衣川邸を運営する佐治倶楽部では、地域の人々がコミュニケーションする場所をつくっていました。
ある地域に住み、その地域での活動をなりわいとすることは、テレワークの働き方とは正反対の働き方だといえそうです。
しかし、彼らは仕事をするとともに、それぞれの暮らしを選んでいる人々でした。それはテレワークが可能にすることのひとつでもあります。
自分が本格的に移住すれば、実際にはテレワークだけを行うのではなく、おそらくその地域での仕事もやってみたくなるだろうと思います。テレワークは、そうやって暮らしを大胆に変えるきっかけとなるものです。

自分の生活は、自分のしたい暮らしを中心に、シンプルで自由に考えていいものなのだと、今回のおためし移住での生活を通じて感じました。

丹波で買ったおみやげ

ご近所さんで「おみやげ何がいいですかねえ」などと雑談していたところ、その場にいた人々の丹波愛に火がついてしまい、大量のおすすめ(およそ20種類!)リストをいただきました。

というわけで、おすすめいただいた中で帰京するまでに買いにいけるものを探し、そのほかに自分で気になったものなどを買って帰りました。

まずはご近所さんやフラワーハウスの春日町にある「道の駅 丹波おばあちゃんの里」で買ったもの。

ご近所さんの近く、こやま園のなた豆茶。
ほんのり甘くておいしいです。花粉対策にもよいとのこと。

西山酒造の栗焼酎入りパウンドケーキ。
西山酒造さんの商品はどれもおしゃれです。

同じく西山酒造の甘酒ヨーグルト。
「甘酒とヨーグルト、こういうことか!」と食べた方が言っていました。

3無(スリム)ヨーグルト!

丹波乳業のヨーグルト。
濃厚でおいしいです。

おなじく丹波乳業の「のんじゃえ丹波」という飲むヨーグルトは周辺のコンビニやスーパーでも売っています。
すっかりハマってしまい、毎朝飲んでいました。

おやつに買った「夢の里やながわ」のマドレーヌ。
創業明治25年の老舗です。

衣川邸のある青垣町「道の駅あおがき」。

見た目で選んで買った猪もなか。
あんこが「じゃりっ」としておいしいのです。

こちらも見た目で選んだ柚子のようかん。
ただこれは京都府福知山市の製造でした。
丹波市は福知山市へのアクセスが良いので、福知山市街も生活に利用することが多いそうです。

青垣町では、よくおすすめされた「あれっと」でお昼を食べました。
見た目もきれいでとってもおいしいです。

「あれっと」さんでも購入できる「ぽりぽり玄米」。
フラワーハウスの高谷さんからおみやげでいただきました。

こちらは試作品の梅昆布茶味、昆布茶味。

高谷さんが仕事で作っているはちみつ。
フラワーハウスにはいつもおいしいはちみつが常備されています。

フラワーハウスの関さんに買ってきてもらった「丹波人参クラブ」の人参ジュース。
ニンジンそのものの甘さがガツンとくる衝撃的なおいしさでした。

丹波市には氷上町、柏原町、青垣町、春日町、山南町、市島町と6つの町がありますが、山南町には決まった用事がなかったので、少し観光に行ってきました。
こちらは丹波竜の化石に関連した展示をしている「丹波竜化石工房 ちーたんの館」。

ほね!ほね!ほね!

ゆるい施設名ですが本格的な展示です。

ちーたんは丹波竜のマスコットキャラクター。
ということで「ちーたんせんべい」を買いました。
見た目以上のおいしさで好評でした。

山南町では「そばんち」さんの弟子でもある三朗さんが木・金曜日に開いている「そばのひ木琴」でお蕎麦を食べました(おいしかったです)。
こちらは電動の臼。

近くにある「薬草薬樹公園」で、薬草のお風呂に入ることができます。
平日でしたが多くの人が利用していて、薬草の力でポカポカになりました。

漢方についての展示も面白いです。

市島町の「おばちゃんの店」。
ご近所さんでも紹介されています。

かつなべ定食を注文。何も言わずとも大盛りに。
ですが、この日の目的は左上です。

ご近所さんの記事でもうわさの「借金なし豆腐」!
おすそわけしていただきました。

こちらは逆に置き土産、箸袋で作った「おばちゃん箸置き」。

近くの「丹波太郎」さんで農産物を扱っていたので、黒豆を買いました。

こちらはピクルス。
京都府与謝郡の製造でした。

市島町には丹波の人々に人気の「山名酒造」さんがあるので、日本酒を買って帰りました(写真がなくてすみません)。

帰りの電車に乗る柏原(かいばら)町に移動。
このブログでおなじみのカフェ・マーノさんのジンジャーシロップ。

後ろから撮影。たくさん種類があります。

「まさゆめさかゆめ」のバウムクーヘン。
チーズ味のものがご近所さんではおすすめ、とのこと。

「厄神さん」に行ったときは夜でしたが、昼間の柏原は城下町らしい風情のある景色。

また来ます。

最後に駅の売店で黒豆の甘納豆を購入。製造は篠山市でした。
いわゆる「丹波の黒豆」のメインエリアは篠山市になるようです(もちろん丹波市にもあります)。

ということで、かばんをパンパンにして帰りました……。
なかやまによる今回のおためし移住はこれにて終了です。
最後に、丹波で出会った皆さま、プロジェクトに誘ってくださったホームワーカーズコミュニティの皆さま、本当にありがとうございました!