インタビュー


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Webデザイナーとヨガ講師のダブルワーク。
興味を追い続けていたら、いつの間にか私らしいワークスタイルが出来あがっていました。

中村美鈴さん
Vol.15
Misuzu Nakamura
中村 美鈴さん
Webデザイナー/ヨガ講師

福岡在住 シングルマザーになったのがきっかけでフリーランスへ。
Webデザイナーとヨガ講師のダブルワークの傍ら、
トータルな心身健康法を提案するサロンを開業。

大学時代にデザインがしたいと気づき、制作会社へ就職。

大学の専攻は商学部でしたが、就職活動を開始した時に初めて自分のやりたいことについて考え始めました。
昔から絵を描く事が好きだったので、それを活かせるグラフィックデザインに興味を持ち、
大学に通いつつグラフィックデザインが学べるスクールに半年間通うことに。
制作に必要なアプリケーションソフトの使い方を学び、ものづくりの世界に惹かれていきました。
そうして、大学卒業後は念願の制作会社でデザイナーとして働く事に。
正社員ではありませんでしたが、未経験ながらポスターやチラシ、Webデザインなど幅広く制作できる環境に恵まれました。

シングルマザー、思わぬ事態からフリーランスへ。

順調に経験を重ねていましたが、状況が一転。 若くして結婚、出産したものの、二年後に離婚......シングルマザーになってしまったのです。
幼い子どもと二人きりになってしまい、会社の給料だけでは生計を立てられず退社。
窮地に追い込まれた状況でしたが、これからの収入源をどうするかを考えました。

働く時間を自由に調整できること、そして自分次第でどうにでも稼げる、という理由から
いまのわたしには、フリーランスしかない!と、思わぬ人生の事態から独立することに。
フリーランス一本で生計を立てられる自信があったわけではないですが、
崖っぷちの状態でしたし、これ以上状況は悪くならない、とムリやりにでも前を向くようにしていました。

幸いにも、知人つながりでWeb制作案件の相談があり、
独立前から仕事を確保した状態でフリーランスの一歩を踏み出すことができました。
人のつながりは、フリーランスとして案件を獲得するうえで大切だと思い、
独立後は、制作者向けの勉強会やイベントなどに積極的に参加して仲間づくりに励みました。
そういった行動が実を結び、案件の話はほとんど知人つながりに。
また、Web系の勉強会やコミュニティも盛んな福岡だったからこそ、
横のつながりを築きやすくフリーランスとしての仕事がしやすかったのかもしれません。
知り合った仲間同士でプロジェクトチームを組んで、制作案件のデザインを担当するケースもありました。

中村美鈴さん

フリーランス活動に慣れずストレスフルな日々。知人と会社を立ち上げ、再び会社勤務へ。

フリーランスになり収入は増えたものの、
乏しい社会経験で独立したためか、営業や交渉が苦手で、ストレスフルな日々。
“スケジュール厳しいな、もう少し予算欲しいな”と思っていても、クライアントに対して強く出られないんです。
毎日夜中まで仕事に追われ、身体的にも、慢性的な頭痛や肩こりに悩む日々が続きました。
フリーランスに向いていないかも......とよく自信をなくしていました。

そんなとき、営業経験豊富なクライアントから“会社を立ち上げるから一緒にやらないか”という相談が。
営業はその方にお任せして、制作はわたし、という分業体制にメリットを感じ、立ち上げに参画。
フリーランスから一転、今度は会社の役員としてのスタートを切りました。

会社設立から数年後、取引先や社員も増え、会社がどんどん大きくなっていくのをとても嬉しく思う反面、
プレッシャーも感じていました。
経営上の課題、社内教育の課題、お客様への対応、それら全てのことが初めての経験であり、未熟だったためうまくいかないことも多く、心身のバランスを崩してしまいました。
その頃に様々なセラピーやリラクゼーションメソッドに出会いました。自分自身の不安定な感情を落ち着けたり、
ストレスから脱する方法を模索していたのです。
そのうち、アロマセラピーやリンパトリートメント、ストレスケア法などを学び始めるようになり、
セラピストとしての技術を身につけていきました。
最終的には、新たに学んだことを活かして自分の道を進む為に、会社設立6年目に退任することに。
会社経営者という立場を通して、多くのことを学ばせて頂き、自分自身に向き合うきっかけになった6年間でした。

ヨガとの出会い。人にも教えてあげたい、という気持ちから自宅でレッスン開講。

ヨガに出会ったのも、会社で働いている頃でした。
友人からの誘いがきっかけで、よい気晴らしになればとヨガレッスンに参加してみたところ、
身体も心もとてもすっきりしている自分に驚きました。
わたしに合っている健康法はこれかも!と、それから何度もレッスンに参加。
次第にもっと深くヨガを知りたくなって、指導者養成スクールにも通うことにしました。

はじめは自分のためだけにヨガをやっていましたが、
“疲れている友人たちにも、教えてあげたい”と思うようになり、ヨガ講師の資格を取得。
そして、友人たち数人をレンタルスペースや自宅に招き、ヨガクラスを試しに開講することにしました。
一回500円、ワンコインで小さくはじめたレッスンでしたが、友人が友人を呼び、少しずつ参加者が増え始めました。

周囲の声に応えたい、もっと多くのひとに教えたい。
そんな気持ちが高まり、広い場所を探していたところ、
スペースを持っている知人から、スタジオとして利用していいよ、とうれしい連絡が。
そうして、週1~2ペースでヨガクラスを開講するようになり、ヨガ講師としてのキャリアを築き始めました。

中村美鈴さん

ヨガ講師として本格的にキャリアを積むために、再びフリーランスへ。

ヨガ講師のキャリアをしっかり積みたい、という思いから、会社員をやめ、フリーランス活動を再開することに。
ヨガ講師とデザイナー、ダブルワークがはじまりました。

駆け出しのヨガ講師だけでは生活できる収入はなかったので、
キャリアのあるデザイナー職で稼ぎながら、より良いヨガレッスンができるよう学びを得る日々。
デスクワークと運動のバランスがとれたワークスタイルは、健康的でわたしにピタッとはまりました。

以前フリーランスをやっていた頃は、てんてこ舞いでしたが、
会社での実務経験を積んでからは、仕事が楽しいと思える余裕も出てきたように思います。

ダブルワークを始めて、HWCにも登録、タイアップ広告ページのデザイン制作を担当しました。
HWCのディレクターさんは、こちらが仕事しやすいよう考えて対応してくれていて、
問題なくスムーズに仕事ができました。電話やメールでの進行も丁寧でありがたかったですね。

学びを深め、サロンを開業。これからも興味あることを追い続けていきたい。

ヨガ講師として、一人ひとりと向き合うと、身体や心の不調で悩む声は多く、
心身の健康に関するサポート領域をもっと広げていきたいと考えるようになりました。
サロンを開業し、お客さん自身の力で、心身の調和が取り戻せるよう、リラクゼーションプログラムを提供したり、カウンセリングを行うようになりました。
サロン開業当初は、マンションの小さな一室を借りて行っていたのですが、
現在はスタジオを借りて、ヨガレッスンや、心身の健康を取り戻すための個人セッション、
様々な講座を行っています。
これからは、フリーランス活動を続けながら、今まで学んできたこと、学び続けていることをたくさんの方たちに伝えて行きたいです。

こうやって振り返ってみても、目標を決めて計画的に生きてきたわけではなく、
興味のあることを前向きに追い続けてきただけなのだと思います。
苦しくても前向きな気持ちを維持することで周りから感謝しきれない程のサポートを受けてきました。
結果として、わたしらしいライフスタイルを手に入れることが出来ました。
これからも自分の想いに従い、サポートしてくれる家族や、周りの方々に日々感謝することを忘れずに過ごして行きたいなと思います。

いまは、子どもは高校受験の受験勉強の時期で、いろいろ将来への夢を膨らませているようです。
子どもも好きなことをして働きたいと思っているみたいですね。
仕事中心でやってきてしまったので、普通の家庭より子どもと過ごす時間は少なかったですが、
自分の経験を子どもに語れるよう、これからは良き相談役になれたらと思います。

中村美鈴さん

経歴
28才 結婚・出産した二年後にシングルマザーになり、フリーランス開業
29才 制作会社設立に参画し、役員として働く
30才 ヨガに興味をもち学びを深める。講師資格を取得
34才 会社員を辞めフリーランス復帰。ヨガとWebデザイナーのダブルワーク開始
サロンを開業

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