Vol.14
Hajime Takada高田 孟さん ディレクター/グラフィックデザイナー/ Webデザイナー/コーダー 京都在住 同級生の友人と二人で、フリーランスチームを結成。 |
物心ついた頃から、音楽を聞くことが好きで、
中学、高校時代はライブに行ったりレコード屋に入り浸ったりと、随分と音楽に没頭していました。
音楽関係のポスターやジャケットなどのグラフィックデザインを眺めているうちに、
クリエイティブ業界へ進むことを決意し、デザイン系の専門学校へ進学、
卒業後は制作会社へデザイナーとして就職しました。
“好きなことを貫きたい。独立して、自分がおもしろいと感じられる仕事をしたい”
そんな熱意を持って、アシスタントデザイナーとして入社しましたが、
はじめは失敗の連続で、仕事ができない自分に悔しさがこみ上げる毎日でした。
しかし、着実に経験を重ね、3年目には制作ディレクションも担当できるように。
大型案件の進行をどんどん任されるようになり、自分の仕事に自信が持てるようになってきました。
しかし、独立するには、もっと多くの経験を積むことが必要と考えていたので、
より専門的なスキルを身につけるために、別の制作会社へ転職することを決めました。
22歳の頃、ふとした縁で小学校時代の同級生と再会。
彼はタイポグラフィ、ライティングなど幅広いクリエイティブワークをしており、
クリエイティブ業種同士、仕事の話で盛り上がりました。
彼の仕事を個人的に手伝っていたことをきっかけに、一緒に仕事をする楽しさや将来性を感じ、チームを結成。
副業でフリーランスとして動きだしました。
会社員とフリーランス、二足のわらじは多忙を極めましたが、
チームでの仕事は、気の合う仲間とやりたい仕事ができて、とてもおもしろかったです。
彼がチームリーダーとなり、持前のコミュニケーション能力で営業活動を先導してくれたおかげで、
僕は制作に注力できました。
そして、チーム結成直後からリピートでの取引先が増えはじめ、好循環を生み出していけるようになりました。
友人同士で仕事をすると上手くいかないというケースをよく聞きますが、
僕たちの場合、お互いの強みを理解し合って明確な役割分担しているので、
個々のパフォーマンスを最大限に発揮でき、関係的にもほどよい距離感で仲良くやっています。
2人のこれまでのキャリア・経験をかけ合わせて、
さまざまなタイプの案件に柔軟に対応できることはチームの強みです。
結成から2年、チームでの仕事が軌道に乗ってきたので、会社員を辞め、フリーランスへ一本化。
フリーランスチームのなかで、営業、ディレクションからデザイン、コーディングまで全てを担当しています。
HWCのことは、広報担当の方からの問合せがきっかけで知り登録しました。
僕の活動拠点が京都ということもあり、これまで関西の案件しか担当したことなかったのですが、
はじめて東京の案件を紹介いただきました。
企業様のWebサイトやコンペ用のデザイン案の制作など、
これまで僕がやってきた案件と違うタイプで、おもしろかったです。
また最近では、趣味で昔から毎年行っているロックフェスの販促物制作も担当するなど、
独立してからは、益々やりたい仕事ができるようになりました。
今後は、フリーランスチームを法人化することが目標。刺激的な仕事にどんどんチャレンジしていきたいです。